株式投資への挑戦

現物取引と信用取引とは?初心者向けの株式投資。

証券口座をつくったらお金を口座

に振り込むことで取引が可能にな

りますが、株式の売買にはふたつ

の取引方法があります。

自分のお金だけでする取引を、

現物取引

(げんぶつとりひき)

お金や株式を他から借りて

する取引を、

信用取引

(しんようとりひき)

といいます。

リスクが少ないのは現物取引、

大きな利益を生むが借金をかか

えるリスクがある信用取引。

それではどのような取引なのか

説明していきたいと思います。

現物取引とは

現物取引とは自分の証券口座に

入っているお金のみで株を買っ

たり売ったりする取引です。

たとえば10万円を入金したら

3万円の株を300株買えます。

普通に計算したら1万円残るはず

ですが、手数料を考えて余裕を

もった設定にしてみました。

1単元(たんげん)

いいかえると一口が100株なの

で、通常は100株から株を購入

することができます。

少し前までは1単元1000株の

銘柄(めいがら)

もありましたが、100株に統一さ

れるようです。

証券会社によっては「ミニ株」

いうのがあって、1株から買うこと

ができます。

ちなみに「銘柄」とは取引する株式

の名称のことをいいます。

企業の株を買い、保有することで、

株主(かぶぬし)

となります。

株主とは企業の発行する株の所有

者であり出資者なので、企業に意

見や要望がいえます。

会社は社長の所有物ではなく、

お金をだしている株主のものと

言っても過言ではありません。

大量に保有している人を

大株主(おおかぶぬし)

といいますが、企業に対して

とても強い発言力をもちます。

さらに全体の株の過半数以上を

保有することで、会社の経営権

すらにぎることも可能です。

会社の乗っ取りとよばれる

ものですね・・・(汗)

よって、株主の意見は強い影響力

があり、無視することはできません。

定期的に開かれる

株主総会

(かぶぬしそうかい)

では直接社長に質問したり意見する

場がもうけられます。

会社の業績が良ければ

配当金

(はいとうきん)

株主優待券

(かぶぬしゆうたいけん)

が株主に分配されますが、良くなけ

れば無配であったり優待券の廃止

なんてことも十分にありえます。

これらは現物取引の特権であり、

信用取引で株をもっていても受け

取ることはできません。

どちらの取引もお金が減るリスクは

ありますが、

現物取引は口座のお金が

ゼロ以下にはなりません。

保有している銘柄が上場廃止でなく

なったとしても、マイナスになること

はありません。

よって、生活を圧迫しない程度の

余剰資金の取引であれば、さほど

問題にはなりません。

そして株を売買するたびに手数料、

利益が出たら税金がかかるという

ことを知っておきましょう。

あくまでも、

利益に対して所得税

と住民税がかかる

だけであって、損失に対して

税金はかかりません。

基本的なことを知っていれば手軽

に始められるのが現物取引です。

信用取引とは

信用取引とは証券会社からお金

や株式を借りて、資金力以上の

取引ができるようになります。

そのためには証券会社に

保証金(ほしょうきん)

をあずける必要があり、保証金の

約3,3倍の資金を動かせます。

「レバレッジをきかす」

とよばれますが、動かすお金が大

きいぶん利益率が上がる反面損失

も大きくなります。

損失が増えて、あずけている保証

金では維持できなくなると…

追証(おいしょう)

が発生します。

追証とは追加の保証金のこと。。。

証券会社にお金か、保有する株を

期限までに担保にしないと強制的に

決済されます。

信用取引の特徴として「売りから入

って利益をだす」方法がありますが、

それを

空売り(からうり)

といいます。

株価が下がる時にこそ有効な手段で、

借りた株を売ったところから下がっ

た分の差額が利益となります。

売った株を買い戻して、返済する流

れになります。

信用取引といっても2種類あるので、

説明します。

ひとつ目

制度信用

は取引所が定めた銘柄しか取引できま

せんが、金利が安いというメリットが

あります。

ただし、返済期間が6ヶ月以内と定めら

れているので、それを過ぎると強制決済

・・・(汗)

制度信用では売り方が増えすぎて、証券

会社の株が不足する事態が起きます。

そこで証券会社が

「証券金融会社」

という組織から株を調達しますが、その

費用を売り方が負担します。

それを

逆日歩(ぎゃくひぶ)

または品貸料(しながしりょう)

といいます。

ふたつ目

一般信用

はあつかう銘柄は豊富ですが、金利が

高く設定されることが多いようです。

返済期間も証券会社によっては無期限

のところもありますが、証券金融会社

のからみもなく逆日歩もありません。

証券会社間のやりとりで終始します。

ちなみに信用取引では、お金を借りて

株を買うことを・・・

買い建て(かいだて)

株を借りて売ることを・・・

売り建て(うりだて)

といいます。

そして買い建て、売り建てたもので

決済されずに残っている株を・・・

買い建玉(かいだてぎょく)

または・・・

売り建玉(うりだてぎょく)

といいます。

借りて売買をする

信用はとにかく費用がかかります。

  • 取引手数料
  • 金利
  • 貸株料
  • 品貸料

取引手数料は現物取引でもかかり

ますが、金利や貸株料はお金や株

を借りる以上はやむをえません。

品貸料は売りに限りますが、株不足

による調達費用ですね。

他にも信用で株を購入してから1ヶ月

が経過すると管理費が発生します。

さらに、ある時期をまたいで保有し

ていると名義書換料という費用も

支払わなくてはなりません。

なんだかややっこしいですね(汗)

信用取引をするには制度と一般の

どちらかを選択します。

リスクが高いので、ある程度の経験

をつんでから検討しましょう。

まとめ

現物取引と信用取引を説明してきまし

たが、まずは…現物で始めて相場に慣

れるのがベストです。

信用を使わずに済むのであれば、それ

に越したことはありません。

株で利益をだす方法として、

  • キャピタルゲイン
  • インカムゲイン

がありますが、次のブログで紹介して

いきたいと思います。

「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」、ふたつの投資方法とは?初心者の株式投資。

私からは以上になります。

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

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